煽られる奴が悪い

この文は、以前から尊敬して止まないRHB総帥の文言の影響を受けて書くものである。彼はブログにおいて「煽りは挨拶、TKは文化」という表題でこう語っている。

基本的に煽るほうが悪いし味方を撃つ奴がクソに決まっている。

私はこの文言に大いに同意するものだが、それを私の言葉で説明していきたいと思う。それが「煽られる奴が悪い」という表題にした意味である。

 

 

何故「味方を撃つ奴がクソ」なのかは説明する必要がないほど明らかなものだと認識する。自分がもし、味方だと思っていた人物に突然攻撃されたら不快な思いをするだろう。「自分がされて嫌なことは他人がされて嫌なこと」よくある道徳の話だ。そのような行いをするのを「クソ」という簡単な言葉で言い表している。

では、「煽るほうが」というのはどうだろうか。味方の話にしてもそうだが、「基本的に」という前置きが置かれている。これは「絶対的に、煽りが悪いわけではない」ということを意味している。「反撃や自衛的な流れで発生する」場合においては先に行動した方がより悪いという意味でもある。煽り合いの流れであれば「先に煽るほうが悪い」という文言になることで自然に理解できることと思う。

 

そのうえで私は何故「煽られる奴が悪い」という言葉にしたのか。それは煽られる余地があるからだと説明できる。

まず、煽り合いの流れの初めを明確に区別することができるだろうか。その日に突然始まったものだとするなら、その日の初めての行動を見ればどちらが先に煽ったかがはっきりするだろう。しかし現実はそんなに単純ではない。その日その日で必ず区別できるものでもなく、日々の連続性によって蓄積されていくこともある。それを容易に遡って原初にたどり着くことができるだろうか。また、煽りを誰もが一様に認識できるだろうか。人によって煽りの定義が異なるとき、誰が見ても明らかな原初の煽りは誰が特定するのか(!)。

このように煽りの定義が一様ではないとき、その本人と周囲が煽りだと認識していないものを原初として「反撃の煽り」が発生する。よって、煽られる余地として原初の煽りを持った「煽られる奴が悪い」とした。

 

では「煽られた奴が絶対的に悪い」のか?ここでまた煽る余地が発生することで堂々巡りとなる。また、煽り合いの中で、煽りに対する反応として本人の認識外の煽りも発生することだろう。「良い煽りか悪い煽り」かという端的な言葉としても表現できるだろう。ここでもう一度RHB総帥の煽りに対する言葉を引用する。

それらはとてもみっともない行為だからだ。

みっともない行為という言葉で表される、理に沿っていない行為はするべきでない。それは傍から見て滑稽であり、いつかやめるべきだと端的に評している。

理に沿った沿わない、煽りか煽りでないか、良い煽りか悪い煽りか、という曖昧で個人よって定義の異なる指標は混乱を招く。しかし滑稽という言葉は重要だ。

傍からみて滑稽という周りの感覚と違うものを嘲笑うという感覚は、異物を嫌う環境下においては免疫作用のように機能する。自分とは明らかに違うものに対しては拒否反応を起こすことによって、自分の個性を保全しようとする。もし交わってしまえば自分の個性を変性させてしまい、それまでの個性とは異なるものになってしまうからだ。

良い意味でいえば進化を促すが、悪い意味でいえば一種の病を患う。その変化全体を嫌う免疫として滑稽と感じ、みっともない行為だと感じるのだ。

 

この「みっともない」という言葉は悪い意味での滑稽を指し示しているように私は思う。つまり「悪性の煽り」に対して「いつかやめるべきだ」と応えているのだ。ここにきて「煽り」という言葉の定義も「滑稽」の言葉から説明できるようになったことと思う。つまり、「悪性の煽り」や「煽りと認識されるもの」という滑稽さから来るものが、全て一括りで(いわゆる悪性の)「煽り」というわけだ。

 

こうなると「煽られるやつが悪い」というのが、「煽り」と認識された時点で発せられた自己正当化の言葉でしかないこともわかるだろう。ただ、ここで気を付けてほしいのは、上で書いた進化の意味を無視することが選択肢を狭めることにもなるという点だ。確かに、一概に全てを不快感から煽りだと拒否することも可能ではあるが、良性煽りをも自分に害だとして決めつけたら、どこから進化の道を探せばよいのだろうか。

 

 

さて、私は良くも悪くも煽ってきた。しかし、自身では理に沿って煽ってきたつもりだ。その中で悪い煽りに対しては反省している。そして、好転する希望をもって煽ったこともあった。

さあ、お前はいつ煽りを止めるんだ?


出典
「煽りは挨拶、TKは文化」shop vezel revisited

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