Among Us のプレイ人数からの攻略設定考察

Among Usという人狼ゲームとアクションを題材としたゲームにおいて、そのアクション性のある「噛み」を加味してそのプレイ人数の設定から攻略を考察してみたいと思う。
Amonf Usにおけるプレイ可能人数は4~10人で、人狼は1~3人まで設定できる。そのプレイ人数と人狼との比のバランスはどこにあるのか、またそのバランスが崩れた場合にはどのようにプレイすれば良いのかを考える。

 

まず、人狼ゲームの基本的ルールが最低限わかっている前提で話を進める。
人狼ゲームでの最小勝敗決定人数は「生存2人」の時になる。これは人狼と村人が同数の時に人狼の勝利となる前提からである。残り生存数が2人の時の内訳は「村人2」もしくは「村人1と人狼1」となるため、それぞれ村側の勝利と人狼の勝利が確定する。
そこで、勝利が確定する行動は「3人→2人」の過程で決定するということになる。
人狼ゲームの場合「吊り」と「噛み」を交互に繰り返すために4人時点での「吊り」によっても生存3人時と同様に勝敗が決するという見方もあるが、Among Usの場合は会議が開かれるまではいくらでも「噛み」を続けられて、逆に「噛み」が行われなくとも会議で「吊り」を行うことができるため勝利確定人数は「3人→2人」の過程でしかないといえる。

生存4人からの吊り。普通の人狼ではこの吊りで勝敗が決まるが、Among Usでは人狼側のアクション次第ではまだわからない。
とはいえ残り生存者3人ならば、設定と人狼次第で順当に噛まれて負け確の場合もある

また、Among Usでは会議で必ず吊らなければならないという制約がなくskipがある。なので、間違って村側を吊ってしまうくらいなら誰も吊らないということもできる。ただ、ここで注意したいのは残り生存者3人で会議を終えた場合には順当に人狼側の1噛みで勝負が決してしまうので生存者3人でskipは実質選択できない。
生存者4人の会議の場合は、間違って3人になって人狼側勝利になる可能性を考えてskipする最後の選択肢になる。

対抗とペア行動とローラー

噛みの目撃者が一人である場合、実行者と目撃者の双方が噛みの証言をすることで「対抗」状態になる。この時二人のどちらかに必ず人狼がいることになるので、両方を吊る「ローラー」を行うことがある。ローラーを行うことによって1人狼を必ず吊ることができるので強力ではあるが、人数に余裕がある場合でなければ実行することができない。具体的には生存者が5人の時がローラーできる最少人数になる。これ以上少なくなると緊急タスク負け、もしくは噛み負けが起きるため間違えた吊りが出来なくなる。
(キルクールダウンが開けるまでに会議に入るためには、会議明け緊急タスク解除に2人会議ボタンに1人が必要でこれに人狼1が足されて必要生存最少人数は4人になる。そのため、ローラー1人目吊りの後の生存者数が3人の場合キルが起こる可能性は大きくなる。)

また、残り人狼が2の時のローラー推奨可能最少生存数は7人になる。(人狼ゲームでいうところの奇数進行の法則に近い。3<5<7<9)これは6人の時にローラーを開始し間違って村人を吊ってしまった場合に、生存者5人の人狼2で1噛みの勝利射程範囲に入ってしまい危険なためである。
(生存者6人に人狼2の場合、ダブルキルしなければ勝利が確定しないので途中で会議が開かれる可能性があり危険度は下がる)
(会議ボタンを押す前に緊急タスクを発生させた場合、生存者5人の内訳が人狼2人解除2人会議ボタン1人でキルクールダウン前に会議可能ではある。)

以上のことからローラー可能生存数である場合にローラー狙いのキルと対抗は確実に生存数を減らすことができる手であるということもできる。この場合一回のキルによる生存者数の減少は3人ということになる。つまり8人状態から1キルによって生存5人という盤面をつくり、さらに1キルで生存者4人の状況になればローラーが不可能な状態になる。(2<5<8<11と3人ずつ減少を続ける)

しかし、ここで人狼ゲームにはないアクションゲームとしての良い点が出現する。それがペア行動であり、ペアを作ることでお互いのアリバイを作ることができる。この相互のアリバイ証明によって人狼有利なローラーを抑えることが可能であり、確実な人狼吊りを遂行することがこのゲームの醍醐味であるといえる。

生存者4人から間違った二択を選択した時にはこのような結末が待っている
間違ったローラーを行わず確実に狼を吊れるのがこのゲームの面白さ

何人でプレイするのがいいのか?

結論からいうと、プレイ人数は多ければ多い方が楽しさは増える。Among Usでは人狼を最大3人でプレイできるが、人狼3人での適正プレイ人数は11人以上となってしまう。そのため人狼2人でプレイ最大人数の10人が一番バランスよく楽しめると思われる。また、2人狼でプレイできる下限は上記より8人ということもわかる。
それ以下の人数であればインポスター1でプレイすることになる。6、7人ではプレイできるだろうが、5人以下だと通常の楽しみ方ではプレイできないだろう。バランス調整としては生存者数が増えればインポスターに有利に調整すればいい。例えば、タスクの量を増やすだとかキルクールダウンの時間を短くするとかだ。
また、このゲームを利用しつつルールを変えて楽しむ方法としては通話を続けたままのプレイであったり、鬼ごっこであったりと色々な楽しみ方ができるはずだ。

ゲーム内ルールの設定

私が参加した試合のルール調整

Confirm Ejects:off
追放時にインポスターがわかる。1人だけならそれで終わりだからいいけど、2人いるなら駆け引きが増えるのであった方が難易度が上がる。

Anonymous Votes:on
投票時に誰が投票したかわからなくなる。これもインポスターが2人なら駆け引きの要素になるので難易度が上がる。

Crewmate Vision:0.5x
クルーメイトの視界範囲。狭いと動きが制限されるため考察部分の比重が大きくなる。

Impostor Vision:1.5x
インポスター側の視界範囲。インポスターは全体を見通せるぐらいの調整で良い。幽霊と違って遮蔽物の先は死角になる。

Kill Cooldown: 30s
キルクールダウンの時間調整。ここはプレイ人数によって要調整。


Visual Tasks: Off
タスクをやっているのが他の人から見える。タスクをやっている人が白確になるので基本的にはoffが良い。

# Common Tasks: 2
# Long Tasks: 2-3
# Short Tasks: 3-5 
タスク量の調整。プレイ人数次第。

最も調整しやすいのはキルクールダウンと全体のタスク量になる。この二つで人数差を補う調整が望ましい。
また、初心者が混じる時には議論が長引いてしまうことは往々にあるので、議論時間を120秒~180秒までを流動的に調整したい。

アクションゲームとしての戦術的キャラコントロール

一般的によく使われるmapであるSkeld

さて、次はインポスター側で勝利するために如何にキルを取っていくべきかを、私がプレイして得た少々の知見から考察したいと思う。
2人狼であると連携などの要素によって複雑化するため、ここでは生存者が減って1人狼となった状況を想定する。おおよそ、5生存者1人狼の状況で考える。

5生存者からの勝利となると、3連続キルもしくは緊急タスクが想定にされる。3連続キルをする場合には、途中で死体発見や緊急会議によって追放されることは避けたい。特にペアが1つ以上ある場合には円滑に遅滞のない連続キルが求められる。

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